こんにちは。「ダメもと」です。
皆さんは乗り物酔いする方ですか?
私は乗り物に弱いほうです。大人になって随分とマシにはなりましたが、特に船は今でもヒビっています。
乗り物酔いには遺伝・家系もあるんですかね?
今回は今までの「我が家の乗り物酔いの歴史」を辿ってみました。
幼少期:ブランコで酔う
幼少期はブランコでも酔っていました。
楽しいからって調子にのって漕いでいると段々と気持ちが悪くなってきます。
あと、なんていうんでしょう?丸くてクルクルまわる遊具。調べてみると「回転ジャングルジム」と言うそうです。あれでも酔っていました。
これまた調子にのってクルクル回してたら気持ち悪くなるハメに。
ジェットコースターで酔う
どこの遊園地か忘れましたが、ジェットコースターがあまりにも面白くて、「もう1回乗ろう!」ってなったんです。1回目は大丈夫でした。
全く混雑していなかったので、時間をあけずに2回目。
「ウッ…。気持ち悪い…。」酔いました。足元もフラフラで、トイレに駆け込むハメに。
修学旅行でバス酔い
まずは姉の話。高校の修学旅行で1週間北海道へ。30年以上前の話です。
人生初の飛行機に緊張もMAX!テンションもMAX!!
でも広~い北海道…。現地に着けば当然バスで巡る事になります。あっちを観光してはバス、こっちを観光してはバス…。
当時は乗り物酔いに効く良い薬の情報なんて、薬局で仕入れるぐらいしかない。もちろん、酔い止めは飲んでいましたが、永遠に続くばす・BUS・バスーー!
もう吐きまくったらしいです。
それでも基本的に食い物にはいやしい姉。ある日の昼食はジンギスカン。
吐きに吐いた後でも、シッカリ食べてまた吐いた…。高校時代の武勇伝として、今でも語り継がれております。
その2年後…。
修学旅行で船酔い
その2年後、今度は私が修学旅行で長崎県の壱岐島という離島へ行く事に。
私の母校、前年までの修学旅行は何年間もずーっと「スキー」でしたので、当然スキーと思って楽しみにしていました。
それなのになぜか、聞いたこともない離島へ行くことに。なんで!?
なんでも前年にタバコ吸ったかなんかで不祥事があった模様。いやいや、知らんがな。スキー楽しみにしてたのに…。もぅ(怒)!
まぁそんなこんなで、壱岐島へ行きました。博多から船に乗り約2時間ちょい。そこそこ大型のフェリーです。
行きは晴天で船も全く揺れなかったので、全く船酔いはせず楽勝!
問題は帰り。天候も悪化してかなり時化(しけ)っている模様。乗り込んでまだ出港していないのに、ゆ~らゆ~ら。嫌な予感。
出港したら来ました!大きな揺れが。船酔いしない人たちは「ジェットコースターみたい~!」なんてキャーキャー言うておにぎりなんか食うております。
しばらくすると、船酔いしてきましたよーー。この日はかなりの揺れらしく、普段船酔いしない人も酔うレベル。
トイレはもう取り合い状態で、3~4人で便器を囲む阿鼻叫喚の図。ロビーでは洗面器が飛び交い、先生も酔っている。吐き疲れた生徒がロビーの地べたに転がっている。当然その中には私の姿も…。
それはそれは恐ろしい光景で、もう完全に船がトラウマになりましたねぇ。
3Dメガネで酔う
3Dメガネをかけて映像をみるアトラクションが一時期流行りませんでした?
水中散歩やジェットコースターに乗っているかのように座席も動くヤツです。
あれでも酔いました。特に水中散歩が駄目でした。
せっかくのデートだったのに気持ち悪くなってきて、ずーっと目をつぶっていました。
親孝行旅行で電車酔い
私達も無事成人し、親孝行旅行に行くことに。おばあちゃんと母、姉と妹(私)の女4人旅。
行き先は関西から近場の白浜に決定。1泊2日の旅です。
白浜に電車で行くには「特急くろしお」に乗ります。この「特急くろしお」は振り子の原理で車体を傾けて走るため、乗り物酔いで有名な電車。
どのぐらい有名かと言うと、西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズ「南紀白浜殺人ルート」というドラマにおいて、くろしおに乗っていて気分が悪くなり乗り物酔いの薬と言って毒薬を飲ませ、殺人事件が起きてしまうほど有名です。
同じ車体で岡山と山陰方面を結ぶ「特急やくも」も有り、インターネット上では「げろしお」「はくも」などと揶揄(やゆ)されることも。
ところで我が家系の乗り物酔い情報は
- おばあちゃん→全然酔わない。全乗り物Ok。
- 母→めっちゃ酔う。電車でも酔う。よって遠出はできない。
- 姉→そこそこ酔う。成人してからはマシになってきた。
- 妹(私)→そこそこ酔うが姉よりはマシ。成人してからはマシになってきた。
てな感じ。
当日は確か、天王寺から乗りました。くろしおに乗った感想を個人的な意見でいうならば、普通電車ってガタンゴトン的な揺れですが、くろしおの場合なんだかゆ~らゆ~ら横揺れが続く感じなんですよ。
白浜につく頃には、吐きこそしませんでしたが「なんか気持ち悪い…。」と母が。続いて姉も「気持ち悪い…。」私も「ちょっと気持ち悪い…。」
おばあちゃんだけがケロッとしていました。
白浜について駅前のお土産屋さんで、梅干しを試食しまくり。
南紀白浜は梅干しが有名。乗り物酔いには梅干しが良いと言いますよね。でもまさか電車で酔うとは思わなかったなぁ。
乗り物酔いの強い味方「アネロンニスキャップ」
そんなこんなで、年月はたち母もおばあちゃんも亡くなります。
その後姉も私も、個別に友達や彼氏なんかと旅行に行ったり、二人で近場の温泉なんかに行ったりしていましたが、「アネロンニスキャップ」が乗り物酔いによく効くと知りました。
どこから仕入れた情報なのか最早わかりませんが(当時インターネットはまだ無い時代)アネロンニスキャップは、旅行に行く際には無くてはならないものに。
これで「旅行においての乗り物酔いも怖くない!」というぐらいの状況に。と言っても、車やバス、電車で行ける近場の旅行ですが。
船酔いにおびえる
ここ最近は旅行記にも書いているように、結構遠出の旅行が主流。
とくに南の島方面に行くようになって、シュノーケルにハマっています。
シュノーケルするには船は付き物。船酔いにはどうしてもおびえてしまいます。ここからは船酔いの歴史を辿ります。と言ってもほぼ姉の事ですが。
渡嘉敷島への船はめっちゃ酔う
沖縄本島から船で渡嘉敷島へ。シュノーケルを楽しむ日帰りの旅。
渡嘉敷島へは沖縄・那覇市の泊港(通称とまりん)から、船(フェリーまたは高速船)で渡ります。
- 「フェリーとかしき」(フェリー):約70分・往復3,160円
- 「マリンライナーとかしき」(高速船):約35分・往復4,740円
この時は日帰りなので料金は高めですが時間短縮のため高速船で行くことに。
私は修学旅行での船酔いトラウマがあるので、かなり緊張。もちろん姉も緊張ですが、「あの慶良間諸島の青い海でシュノーケルをしてみたい!」の一心で「酔ったら酔った時。」と軽い気持ちで乗船。
景色を見ると酔いそうなので、とりあえず目をつぶります。
しかし出港10分後…。吐いてます。姉、めちゃめちゃ吐いてます。ちらりと見ると姉の首筋から、滝のような汗が。絶対にかいたら駄目な汗です。
私はもらいゲロをしないように必死。固く固く目をつぶります。
こういう時は、気を使って「大丈夫?」と声をかけたり背中をさすったりしない方が良いですよ。本人はそれどころじゃないし、なんの慰めにもならないので。その点は姉妹なので気を使わずに済みました。
ツアーの小型ボートでも酔う
渡嘉敷島に到着。今回はトカシクビーチでのシュノーケルツアーを頼んでいたので、港までツアーの方が車でお迎え。トカシクビーチまでは車で約10分。気の毒だがあと10分我慢してくれ、姉よ。
少し休憩させてもらい、大分復活してきたのでシュノーケルツアーへ。小型のボートでポイントまで約5分。
最初は順調にシュノーケルを楽しんでいた姉ですが、途中からまた気持ち悪くなってきた。ウエットスーツがキツイのと波酔いもあるかも。早々にボートに上がり、また吐いていました。
私は思いの外元気で、1人で楽しませてもらいましたよ。
体力の限界
ツアー終了後、帰るまでウエットスーツとシュノーケルセットをレンタルできるとのことで、とりあえずお昼ご飯を食べてから、今度はビーチエントリーでシュノーケルすることに。
トカシクビーチには亀が住み着いているのですが、残念ながら朝のツアーでは発見することが出来なかったんです。
お昼ご飯に沖縄そばを食べて、姉もそこそこ生き返ったので亀探しにチャレンジ。
でもやはりしんどかった模様で体力の限界か。早々に引き上げて、地べたに寝転がっていました。
その頃妹は…。
亀探しに夢中。沖に行くのは怖いので、岸が見える範囲で探しいていたら急に目前に亀が!
泳いでいると言うよりは浅瀬でアマモをモグモグ。すごい至近距離でドキドキ。10分ほど観察していると沖の方へ泳いで行きました。ありがとう、さようなら亀よ。
帰りの船でも酔う
1日遊んで、帰る時間に。車で港まで送ってもらう時、雲行きが怪しくなってきました。
ツアーの方によると、行きよりも船が揺れる可能性が大とのこと。それでも帰らなければなりません。
意を決して乗船。帰りはやはり波が高く、出港5分でアウト!姉、もう吐いてます。泊港につくまであと30分はある。もはや地獄!これは気の毒としか言いようがありません。
しかし帰りは他のお客さんも酔っている人が多々見受けられました。友達らしき人がパニックになってエチケット袋を用意していたり。
その点、姉妹は気が楽です。やはり帰りも妹は何もせず、固く固く目をつぶる事しか出来ないのでした。
ツアーの方に相談すると「船酔いが心配ならアネロンニスキャップを飲んできてね。船は後方の真ん中に座るように。」と指導してくれました。
しかし姉は持病の関係で「アネロンニスキャップ」は飲まず「トラベルミン」で対応。私は「アネロンニスキャップ」を飲んでいました。
結果私は船酔いせず、姉は撃沈することに。やはりアネロンニスキャップは乗り物酔いに抜群の効果があると確信。
ステーキ300gを平らげる
この日はJALパックのツアーオプション「ステーキ300g・550円」を夕食に設定していた日。
こんな状態で果たして食べられるのか?
でも基本的に食い物にはいやしい姉。
何もなくても300gは量的にキツイんじゃないかと思っていましたが、なんのなんの、ペロリと平らげました。
幸せのオーブも多数飛んでおります。
姉、さすがっす。おみそれしました。
石垣島・シュノーケルにて小型ボートに酔う
石垣島でシュノーケルをすることに。関西から石垣島へ行くにはピーチ航空を利用しました。
このピーチの出発時刻がam7:45。この日はam3:00起き。これがあかんかった…。
空港までツアーの方が迎えに来てくれて、早速シュノーケル開始。
ポイントまで約10分ほどでしょうか?結構波が荒い。小型ボートの船体は縦に揺れ、波がバンバン当たる感じ。
こういうのは初めてで、この時点ではまだ「キャーキャー!」はしゃいでいる余裕は有りました。
ポイントに付き早速シュノーケル開始。きれいなお魚をいっぱい見れて満足。
シュノーケル終了時にやっぱりきました。姉よ。
「なんか気持ち悪い…。」
この日は波が高めで、波酔いしたようです。ボートに上がったら上がったで揺れるし、我慢しきれず「おぇぇーーー!」
本当はこの後続けて、次のポイントに行く予定だったのですが、一度岸に戻ることに。
姉だけ車の中で待機です。
その頃妹は…。
第2ポイントへ行き、シッカリと亀と一緒に泳いでまいりました!
その時の様子はこちら
黒島・竹富島では奇跡が起こった
おなじ旅行の行程で黒島と竹富島にも渡りました。
黒島・竹富島へは石垣島離島ターミナルから、高速船で渡ります。
- 黒島:約30分・往復2,530円
- 竹富島:約15分・往復1,330円
高速船か…。渡嘉敷島の地獄がよみがえる。
しかし今回は奇跡的に両方とも船酔いしなかったんですよ。あの姉が!
私からしたら、特に黒島は渡嘉敷島へ行ったときの揺れとあまり変わらなかったような気がしたのですが…。
ちなみに、この時は姉も「アネロンニスキャップ」を飲みました。
やっぱり効くんかなぁ。
その時の様子はこちら
久米島にてグラスボートで酔う
久米島といえば「はての浜」。この時は「JALパック・沖縄を遊ぼう」の500円オプションで、
- 午前:はての浜ツアー
- 午後:外洋シュノーケルツアー
を一日に組み込みました。
今回のはての浜行きはグラスボート。久米島には何度かおとずれていて、このグラスボートは前回にシュノーケルツアーを頼んだ「久米島海洋レジャー」と同じで船長も同じ方。
前回シュノーケルした時は天候も良くすごく楽しめたので、私達はこの船長に絶大の信頼をおいていましたので安心しきっていました。
早速出発!が、しかし…。
この日は天候が悪い。波も高めです。嫌な予感…。
はての浜まで約30分。やはりボートはよく揺れました。グラスボートなので時々止まってくれて、海の中の魚や運が良ければウミガメにも遭遇できます。
でもこのガラス越しに見る海が、結構キツイ。船酔いが心配な方はあまり見ないほうがいいですよ。
はての浜に到着。心配はしていましたが、案の定「気持ち悪い…。アネロン飲んだのに…。」
でも船というものはやはり天候・波の高さに左右されるものなのです。
午後からの外洋シュノーケルツアーは断念
午前のはての浜ツアーで船酔いした姉は、午後からの外洋シュノーケルツアーは断念することに。
「あんた1人で行っといで。」
えぇーー!しょうがない。それもこれもこのツアーが500円だからできること。
だって普通シュノーケルツアーって、7,000~8,000円はしますよね。やめるには忍びない金額。
今回はJALパック・沖縄を遊ぼうの500円オプションだから、諦めもつく。
と言う訳で、妹(私)1人で参加することに。
姉はちょっと休憩しつつ、ホテルの周りを散歩するわ~との事。
その頃妹は…。
午後からのツアー参加者はなんと私1人!スタッフ3人と船長と私だけ!!
なんでもこの日の午前中にイルカが出没したそうで、イルカを探しに行くことに決定。すべて船長とスタッフにお任せします。
でも姉よ。来なくて良かったと思う。結構波が高いうえ、イルカ探しの為ちょっと走っては止まって探す、またちょっと走っては探すの繰り返しだったので、絶対にアウト!「おえぇーー!!」だったはず。
諦めかけた頃、いましたよイルカ!船の周りにいっぱいよってきたーー!
本題のシュノーケルの最中でも10~15m先にイルカがいて、これはもう一緒に泳いでいるといっても良いレベル!いい経験ができました。
その時の様子はこちら
石垣島から小浜島はむしろ快適
一番直近は石垣島から小浜島への船旅。
小浜島へは石垣島離島ターミナルから、高速船で渡ります。
- 小浜島:高速船で約30分・往復2,340円
黒島・竹富島で自信をつけているとはいえ、グラスボートではまた船酔いした姉。油断は禁物です。
しかし、この日は天候は悪いが波は1.5~2.0mと比較的低め。
更に最近出航したての新艇「あやぱに」のおかげで、全く船酔いせずむしろ快適な30分間でした。
帰りも最終便(18:10発)が「あやぱに」だとわかったので、その時間に帰ることにしました。
その時の様子はこちら
エチケット袋情報
今まで何回か船に乗っていますが、エチケット袋が用意されていたのは渡嘉敷島へ行くときの船のみでした。
小型ボート・グラスボートはもちろん、黒島・竹富島・小浜島行きの船にはエチケット袋は用意されていません。
やはり船の航路の外海・内海などの関係で渡嘉敷島行きはよく揺れるのでしょうか?よくわかりませんが。
心配な方は自分で用意して行きましょうね。
乗り物酔いに効果的な事とは?
人間は体が動いているときの状況を目で見ているほかに、耳の奥にある内耳という器官でキャッチ。通常は、目と耳の情報は一致していますが、突然のカーブや急停車があると、目では確認してないはずの力が内耳に加わります。
そのため大脳の一部が危険信号を発し、自律神経が不安定になった状態が乗り物酔い。
それでは乗り物酔いに効果的な事とはなんでしょう?
- 睡眠不足は大敵
- 食事は軽めに
- 服装は締め付けない物を
- 読書やスマホを見ない
- 景色は遠くを見る
- 飴やガムを食べる
- 酔い止めは「アネロンニスキャップ」
一般的にはこんなところでしょうか。
「服装は締め付けない物を」と言うのは大事ですよね。姉の場合、シュノーケルするためにキツイ「ラッシュトレンカ」とか「ウエットスーツ」等を来ていることが多いので酔いやすい。
海に入る直前までウエットスーツは下半身だけにしておくことも少しは効果的。
あと私が実践しているのは、座席のシートに後頭部をピッタリと押し付けて、極力頭を固定して動かさない事。
船酔いに関しては、乗船後すぐに目をつぶります。上記の目と耳の情報のくだりを最初からシャットアウトしてしまう事。
バスだったら景色を楽しむ余裕もあるのですが、船の動きは慣れていないためどう出るかわかりません。
テレビで船釣りの映像なんかでも、ずっと見てたら気持ち悪くなって来ますもんね。
乗り物酔いの歴史・まとめ
いかがでしたか?
人の乗り物酔いの話で気分を害されたらすいません。
しかし何度船酔いしても、また行ってしまう程、沖縄の海って素晴らしいんですよね。
今回特に船酔いに関しては、ほとんどが姉の体験談でしたが、私もいつなるかわからないんですよ。修学旅行のトラウマはまだありますし。奇跡的に酔ってないだけかもしれないし。
とくかく乗り物酔いによく効くのは「アネロンニスキャップ」と言うことだけは間違いないです。
ひとつ注意は「アネロンニスキャップ」は地元から用意していくこと。
なぜなら石垣島のドラッグストアで買ったらなんと3錠・1,000円ぐらいしました。高くてビックリ!離島価格でしょうか?
私の地元で買ったら9錠で540円(税抜き)ですよ。
もう一つ、私の乗り物酔い防止策は座席のシートに後頭部をピッタリと押し付けて、極力頭を固定して動かさない事。これはよく効いているような気がします。
良ければ一度お試しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。