こんにちは。『ダメもと』です。
いつの時代もあらゆる手段で人をだます詐欺師。色んなメディアで注意喚起をしても、被害にあう人はなかなか減りません。
最近ではSNSの普及に伴い『国際ロマンス詐欺』と言うものまで多発しているようですね。
今回は『なんでそんな簡単にだまされるの?』と言う事について考えてみます。
国際ロマンス詐欺って?
女性の憧れ、ロマンス。まるで映画のような、漫画のようなロマンス…。一度は経験してみたいと思う女性は少なくないでしょう。
その甘いロマンスに目を付けたのが国際ロマンス詐欺。国際と付くだけあって、外国人が日本人女性を狙ってお金を振り込ませるいわゆる『振り込め詐欺』です。
最近(2018年11月)では、仙台市に住む60代の女性が米軍司令官を名乗った男性に100万円をだまし取られた事件がありました。
また東京都に住む40代の女性は、米軍所属のシリアの戦場の写真を撮る戦場ジャーナリストを名乗った男に250万円をだまし取られたケースも。
米軍が人気いただいております
日本人女性にとってやはり外国人って言うだけで憧れはあるようです。
中でも国際ロマンス詐欺ではなぜか米軍が人気。米軍の制服や軍服&甘いマスクにコロッと参ってしまうようです。
また戦場ジャーナリストなら、普段自分には全く関係のない『戦地でのハラハラドキドキする話』を聞かされると恋愛のドキドキと重なって自分を見失ってしまう事も。
国際ロマンス詐欺の手口
国際ロマンス詐欺の手口は、大体がFacebookなどSNSに突然届いたメッセージから始まるらしい。友達申請から始まり、フレンドリーなメッセージで話しかけてきます。
- I love you.(愛してる)
- I need you. (君が必要なんだ)
- I miss you.(会いたい)
等々、恋愛に発展するよう絶え間なく言葉巧みに言われるとメロメロに。
またFacebookは基本的に本名(実名)での登録を義務化しています。この実名制と言うところがポイント。 実名制であることに加えて顔写真を掲載しているユーザーも多いですよね。
プロフィール写真を見て、『素敵!カッコイイ!』となってハマっちゃうみたい。
SNSに投稿された写真もシリアなどの戦場での写真を載せ、リアル感があったりするので『これは本物だ!本人だ!』と思ってしまうようです。
いくらでもなりすますことができるのに『本人』と信じてしまうんですね。
ここで疑問が…
ここで疑問があるのですが、そのだまされた女性たち、英語が堪能なのかな?
日本人って英語しゃべれない国の代表じゃないですか?もちろん私もしゃべれません。
いくら何でも
- I love you.(愛してる)
- I need you. (君が必要なんだ)
- I miss you.(会いたい)
だけで、コロッとだまされるわけは無いと思うんですが…。
長文はGoogleの翻訳とかを駆使して読んでいるのか?
まぁ、最終的には『かくかくしかじかの理由があるので、お金送金してくれ』って言う会話になっているんだから、英語は理解している女性なのか?
不思議やわ。
なんで簡単にだまされてしまうのか?
それではなんでそんなに簡単にだまされてしまうのか?
だまされた女性の中には『何かおかしいな…。』と思いながらも、送金してしまった人もいたようです。
そうなる前にちょっと待って!
誰か相談する人はいないのか?
少しでも『何かおかしいな…。』と思うなら、誰か相談する人はいなかったのかな?『何かおかしい』と気付いたのならまだ救いはある。お金を送金する前に、友人なり家族なりに相談することもできるし。
これは国際ロマンス詐欺に限らずですね。
厄介なのは何もおかしいことなんてない、相手を信じ切っている場合。例えば周りの人間が気付いて忠告しても、まるで耳を貸さない。恋愛が絡むと周りが見えないから怖い。
冷静に考えてみて!
国際ロマンス詐欺は40~60代の女性がターゲットになりやすいです。
ここでちょっと冷静に考えてみてください。
例えば40代のバリバリキャリアウーマン、仕事めっちゃできまーす!英語もペラペラでーす!一年の半分は海外でーす!のカッコイイ女性だったとしたら米軍司令官なり、戦場ジャーナリストなりとも対等に渡り合え釣り合いも取れます。あくまでも例えばの話ですよ。
でも、あなたはどうですか?人から見てカッコイイ女性ですか?
ある日SNSにアメリカ人から友達申請が来たとします。
私だったら『なんでこのアメリカ人、私と友達になりたがってんねん?』とまず思います。
まぁそれでも仮に友達になったとしましょう。
Googleの翻訳を駆使して(面倒くせっ)と思いながらも、会話をしたとしましょう。
ある時から会話が『愛してる』『君に会いたい』『結婚したい』となっても、冷静に考えると実際に会ってもいない人間がそんなこと言うか?
あなたはそんなにいい女ですか?芸能人のように美しい女ですか?
冷静に考えてみてください。
逆の立場で考えてみて!
ここで逆の立場になって考えてみましょう。
例えばあなたがFacebookなどのSNSで純粋に友達になりたいと思った男性がいたとして、めでたく友達になってくれたとしましょう。
日々のメッセージのやり取りでSNS上ではかなりフランクな関係、もしくはちょっとした恋愛感情も持っちゃったりなんかしての関係を築けているとしましょう。あくまでも例えばの話ですよ。
あなたはその男性にお金を借りることが出来ますか?一度も実際に会ったこともない男性に『お金を送ってください。』と言えますか?
どんな理由があるにせよ、普通の感覚では一度も会ったことのない人に金の無心なんて出来ませんよね。そんな事を国際ロマンス詐欺の犯人はしているのです。
余談ですが私の姉は兄から、
『金貸してくれ。5万円でいいから口座に振り込んでくれ。』
と電話で言われて怒り狂い、
『人に金借りるのに電話だけで済ますとは何事じゃー!ちゃんと顔をみせて頼めー!こっちまで出向いてこーい!!』
と言ってこっちまで出向かせ、
『5万円稼ぐのに何日かかると思っとんじゃー!!』
と喫茶店で懇々と説教し、
『最後には泣かしたったわ。』
と鼻息あらく語っておりました。やるな、姉ちゃん。
このように家族でさえ、お金の貸し借りは簡単にするものではないと言う事に気付いて欲しい。
お金を貸す時は家族や友人など顔見知りでも『返してくれる保証は無い』と覚悟して貸すようにするべき。返してもらえなくても、あきらめきれる金額にするべきです。
ここでまた疑問が…
ここでまた疑問があるのですが、ロマンス詐欺は最初はそれほどの金額ではないかもしれないですが、最終的には100万単位で詐欺られている場合が多い。
例えば、何度も何度も繰り返しメッセージや電話でのやり取りを繰り返し、プロポーズをされた女性。この女性は電話でもやり取りをしていたのなら、英語は堪能だったのでしょう。
プロポーズの後、突然連絡が途絶えます。すると『銃撃戦に巻き込まれ、ロンドンの病院に運ばれた。手術のお金が必要だから助けてほしい。』と言われ、女性は2回に分けて250万円(!)を送金してしまいました。
3回目の送金の時に郵便局員が不審に思い、ようやく詐欺だと発覚。
いやいや、遅いわ。それにしても100万円単位のお金を、一度も会ったことがない男性に送ってしまう心理が疑問。
そしてだまされている人のみんながみんな、そんなにお金を持っているもんなのかが疑問。
ま、まさか、借金してまで送金した人もいるのか…。もう疑問だらけ。
国際ロマンス詐欺のまとめ
国際ロマンス詐欺に合わないようにするには?と言うような記事にはなりませんでした。あくまでも私の考えをまとめた形になります。
しかし恋愛が絡むと、そんなに人はだまされやすくなってしまうものなんですかねぇ。
そんなロマンスなんてそうそうあるもんじゃ無いってことに早々に気付くべきですよ~。
日本人同士でもなかなか無いのに、ましてやそれが外国人なんて!
と言っている今現在でも、だまされている女性はいるんですね。冷静になってだまされていることに早く気付いてくれることを願います。
最後までお読みいただきありがとうございました。