デスクトップパソコンで文字を入力するには絶対に必要なキーボード。
通常デスクトップパソコンを購入して付いてくるキーボードは、テンキーの付いているものが多いのですが、テンキーがないキーボードがあるのをご存知ですか?
テンキーレスキーボードはコンパクトでデスク周りもスッキリ、マウスも自分により近い位置で操作できるので肩こり解消にもなりメリットが多いです。
新型コロナウィルスの影響でテレワーク対応されている方も多い昨今、家のパソコンでも快適に仕事をできる環境が必要になってきました。
そんなあなたに今回はテンキーレスキーボードをご紹介。キーボードをテンキーレスにすると、その使い勝手のよさにびっくりすること請け合いです。
- パソコンデスクの周りをスッキリさせたい
- あまり数字を入力しないのでテンキーレスキーボードを使ってみたい
- マウスまでの位置が遠く感じて肩こりがひどい
テンキーレスキーボードにしたら数字はどうやってタイピングするの?という疑問はこちらの記事を参考にしてください。
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キーボードを選ぶときの大事なポイント3点

キーボードなんてみんな同じじゃないの?
キーボードに詳しくない方はそう思ってしまいますが、実はそうではありません。
キーボードを買い替えようと思って調べてみても、いろいろな情報がありすぎてわかりにくくないですか?
テンキーの有無にかかわらずキーボードを選ぶときに、ここだけはチェックしてほしいポイントが3つあります。
- キータイプ
- キーストローク
- キーピッチ
1つずつ説明します。
キーボードを選ぶときに大事なポイント1┃キータイプ
キーボードのタイプは以下の4つ。
- パンタグラフ
- メンブレン
- メカニカル
- 静電容量無接点方式
キータイプ | 打鍵感 | 特徴 |
パンタグラフ | 軽い | ノートパソコンに良く使われているタイプ |
メンブレン | やや重め(キーストロークによる) | デスクトップパソコンに標準装備されている事が多い |
メカニカル | 軽い | ゲーミングキーボードなどに多い |
静電容量無接点方式 | 軽い | 1日の大半をタイピングする仕事に向いている |
主に打鍵感で選ぶと良いでしょう。
キーボードを選ぶときに大事なポイント2┃キーストローク

- キーボードのキーを押したときの深さ
一般的には2mm~4mm程度になります。
ノートパソコンなどに使われているパンタグラフの場合は、薄型のため平均2mm前後が多いです。
一方メンブレン・メカニカル・静電容量無接点方式の場合は、2.5mm~4mm前後になってきます。
キータイプ | キーストローク |
パンタグラフ | 約2mm前後 |
メンブレン | 約2.5mm~3.5mm前後 |
メカニカル | 約3mm~4mm前後 |
静電容量無接点方式 | 約4mm |
パンタグラフとメンブレンはダイレクトに「キーを押し込む深さ=打鍵感」と考えてよいでしょう。
浅いパンタグラフの方が軽いし、深いメンブレンの方が重く感じます。
メンブレン方式の購入を検討している方は特に注目!
以前3.8mm±0.3mmのキーボードを購入したのですが、キーが固くて指がもげそうになった事があります。
とてもじゃないけど使えそうにないのでその後2.8mmの物を購入。現在も問題なく使用できています。
あくまでも個人的な意見ですが、入力スピード重視の方は浅めのキーストロークがおすすめ!
メカニカルに関してはキーストロークが深めですが、キーの内部に内蔵されているバネが反発するので、スピーディーにキーが戻り軽く感じます。
静電容量無接点方式はメカニカルと同様キーストロークは深いですが、キーを押したときに静電容量の変化を感知するため、キーを押し込む必要がありません。
そのため非常に軽く感じます。
キーボードを選ぶときに大事なポイント3┃キーピッチ
キーピッチとはキーの間隔の長さのこと。
キーピッチはノートパソコンで小型化されているなど、よほどの事がないかぎり、ほぼ19mmです。
会社でお使いのパソコンや、いま現在家で使っているパソコンも19mmで間違いないでしょう。
わずかなmm数の差でも入力しにくいので、購入の際は一応チェックしましょう。
テレワークにも最適!おすすめのテンキーレスキーボード9選

今回ご紹介するテンキーレスキーボードは以下の9点。
では早速順番にご紹介します。
おすすめのテンキーレスキーボード┃パンタグラフ
それではここからおすすめのテンキーレスキーボードをキータイプ別にご紹介します。
まずはパンタグラフから。
エレコム ワイヤレスミニキーボード TK-FDP098TBK
キーストローク | 2.0mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | USBレシーバー(ワイヤレス) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 289.2×21.2×127.5mm |
エレコム ワイヤレスミニキーボード TK-FDP098TBKは、1円玉サイズの小さなUSBレシーバーをさすだけで、すぐに使うことができます。
難しく感じるインストール作業もしなくて良いので、初心者にはうれしいですね。
単4電池2本が必要ですが、アルカリ乾電池だと約1年持つので、当面はバッテリー切れの心配もいりません。
この商品はミニキーボードの名の通り横幅がかなりスリム。
Enterキーは大きめですが、Enter周辺のキーは少し小さめな点は少々慣れが必要です。
また、便利なのはマルチファンクションボタン。よく使う電卓や音量コントロールが手軽にできるのはポイントが高い!作業効率もアップします。
カラーはブラックの他にホワイトもあるので、あなたのパソコンディスプレイに合わせてどうぞ。
ロジクール ワイヤレスキーボード K380
キーストローク | 1.5mm |
キーピッチ | 18mm |
接続方式 | Bluetooth(ワイヤレス) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 279x16x124mm |
ロジクール ワイヤレスキーボード K380はかなりコンパクトサイズ。
そのためキーピッチが18mmですが、使い込むうちに慣れそうです。
丸いキーがめずらしく、かわいらしいデザインが目を引きます。
接続はBluetoothのためパソコンはもちろん、タブレットやスマホにも接続することができます。
しかもキーボードの左上にあるEasy-Switchボタンで、接続した3台のデバイスをワンタッチで切り替えることかできるのは超便利!
423gと軽いのでバックに入れて持ち運びもらくらくなのはうれしいところ。
家の中の移動はもちろん、カフェなどで仕事をする方にも好評です。
カラーも
と豊富。あなたならどの色にしますか?
サンワサプライ SKB-SL18BKN
キーストローク | 2.0±0.2mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | 有線 |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 293x19x115mm |
サンワサプライ SKB-SL18BKNは有線タイプのテンキーレスキーボード。
有線タイプの特徴はやはりその安定感です。
ワイヤレスも便利ですがパソコンとの相性もあり、極稀にうまく接続ができなかったり、遅延(タイムラグ、ラグ)が起こることも。
私は特に持ち歩いたりしない場合、実は有線が一番だと思っています。
USBをつなげばすぐに使えるので、とにかく簡単。
あと有線タイプは価格が安いので、気軽に試してみることができるのもポイントが高いです。
もし仮に打鍵感などが自分に合わない場合も、値段が安ければ諦めもつきますよね。
おすすめのテンキーレスキーボード┃メンブレン
ここからはメンブレンのキーボードを3点ご紹介。
エレコム TK-FDM105TXBK
キーストローク | 3.5mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | USBレシーバー(ワイヤレス) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 364.3x42x150.8mm |
エレコム TK-FDM105TXBKはワイヤレスタイプ。1円玉サイズのマイクロレシーバーをパソコンにさすだけでOK。
単3電池1本で使用でき、アルカリ乾電池なら約4年(!)も交換することなく使えるのはすごい!
また排水機構を装備しているので、万が一液体をこぼしても水が流れる穴が開いているので安心です。
ちなみに私はこの形と同様の有線タイプを使用しているのですが、非常に快適にタイピングができています。
幅は、フルキーボードのテンキー部分がスパッとなくなった感じ。
テンキー部分がなくなるだけでマウス操作がとってもに楽になり、肩こりも解消されました。

またInsertキーやDeleteキー、矢印キーが独立しているので、テンキー有りキーボードの使用感と全く同じ感覚で使うことができるので、違和感ゼロ。
私はノートパソコンの打鍵感が苦手なので、今はこちらのメンブレン方式に落ち着いています。
ロジクール MK245 NANO MK245nBK
キーストローク | 2.5mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | USBレシーバー(ワイヤレス) |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 287.7×21.3×138.7mm |
ロジクール MK245nBKはワイヤレスキーボードとマウスのセットモデル。
マウスとセットなのはかなりお買い得の商品です。
キーボードに刻印された文字の色もかわいい。
USBレシーバー1個で、キーボードとマウスを同時に接続することができるのも良いですね。
またメンブレンタイプでありながら、キーストロークは2.5mmと割と浅め。高速タイピングでも疲れにくいのがうれしいポイントです。
エレコム TK-FCM107KBK
キーストローク | 2.5mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | 有線 |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 360.6×34.1×142.5mm |
エレコム TK-FCM107KBKはメンブレン方式でありながら、軽いタッチで入力することができると好評です。
エレコム従来製品比で18%軽いのでタイピングもサクサク。深夜にタイピングしても音が響きにくいのはポイントが高いですね。
ただメンブレンですが、薄型キーのためパンタグラフ感もあるので注意が必要。できれば量販店などで試し打ちすることをおすすめします。
特徴としてはFn+専用キーで音量調節やメールソフトの呼び出しもできるので便利。
あと抗菌仕様になっているので、このご時世なにかと安心です。
初めてキーボードの買い替えを検討しているなら、パンタグラフorメンブレンの2択でしょう。
なぜなら価格が安いため。キーボードは高ければ良いというものでもありません。
高価なキーボードを買って、自分に合わない場合もあります。
まずは比較的安価なもので試してみることをおすすめします。
おすすめのテンキーレスキーボード┃メカニカル
続いてメカニカルキーボードを1点だけご紹介します。
ロジクール K835GPR
キーストローク | 4mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | 有線 |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 355×36.3x127mm |
多くのゲーマーが使用していることからゲーミングキーボードとも呼ばれるメカニカルタイプ。
メカニカルの特徴はキーストロークが深いにもかかわらず、キーの内部に内蔵されているバネが反発するので、スピーディーにキーが戻り軽く感じるところ。
またカチャカチャと言う音、スコスコとした打鍵感がたまらないと言う人も多くいます。
メカニカルキーボードには種類があり、以下のような特徴があります。
- 赤軸…軽い打鍵感で音が静か
- 茶軸…赤軸と青軸の中間
- 青軸…重めの打鍵感で音は大きい
- 黒軸…重い打鍵感だが反発力は強い
特に今回はゲームのためのキーボード選びではないため、一番軽い赤軸をご紹介しました。
ロジクール K835GPRはメカニカルキーボードの中では、1万円以下で比較的安価です。
今まで使っているキーボードが「しっくりこない…」と思っていて、お金に余裕があれば試してみるのも一つの手です。
おすすめのテンキーレスキーボード┃静電容量無接点方式
静電容量無接点方式のキーボードを2点紹介して最後にします。
東プレ R2TL-JPV-IV 変荷重
キーストローク | 4mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | 有線 |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 369x30x142mm |
東プレのキーボードと言えば、高級キーボードRealforceです。
どのキーボードを使っても「しっくりこない」と思っているキーボードジプシーの人が一度は憧れる存在。
東プレ R2TL-JPV-IVは変荷重タイプです。
- 30g
- 45g
- 55g
変荷重とは小指で入力するキーの一部が30gと軽く、他の指で入力するキーは45g、55gに設定されています。
小指は力が弱いため、軽いタッチで入力できるので疲れにくいのが特徴。
一度東プレのRealforceを使うと他のキーボードには戻れなくなりますよ。
東プレ R2TLS-US3-BK ALL30g
キーストローク | 4mm |
キーピッチ | 19mm |
接続方式 | 有線 |
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 369x30x142mm |
こちらの東プレ R2TLS-US3-BKは同じRealforceのALL30gのタイプ。
キーを重く感じるのは人それぞれで一概には言えませんが、変荷重の45gが重く感じる方におすすめです。
東プレのRealforceは位置づけとして、プログラマーやデータエントリーの方専用のキーボードと考えて良いのでは?
私自身、データエントリー業務を25年以上続けていまして(今はやめています)、当然東プレのキーボードを使用したこともあります。
そりゃあ正直言うと、今使っているメンブレンのキーボードに比べると最高の打ち心地ですよ。
データエントリーと言う仕事は、1時間に2万タッチ、1日に最低でも10万タッチぐらいは余裕でタイピングしますから。
Realforceは一日中パソコンを打ち続けるプロ仕様のキーボードと言っても過言ではないです。
しかし一般的にキーボードを仕事などで使う場合、そんなに高速タイピングすることは稀ですよね。もしお金に余裕があるのであれば検討してみてくださいね。
いずれにせよ高級品なので、購入のさいは必ず家電量販店などで試し打ちすることをおすすめします。
テンキーレスキーボードで快適!テレワークにもおすすめ9選【有線・無線】┃まとめ
テンキーレスキーボードで快適!テレワークにもおすすめ9選【有線・無線】は以上になります。
今回ご紹介したのは以下の9点。
あなたが試してみたいテンキーレスキーボードはありましたか?
キーボードと言っても値段から打ち心地までそれぞれ違いがあるもの。
この記事が少しでも参考になると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。