こんにちは「ダメもと」です。
あなたの職場のトイレはキレイですか?
ビルの築年数よっても変わってきますが、トイレはいつもキレイに気持ちよく使いたいものです。
しかし残念ながら、トイレの使い方が汚い人って一定数はいるんですよね。
今回は現役清掃員の私が経験した「うわっ!!」っと思わず声が出てしまった「トイレ掃除の案件・小便器編」です。
とある自社ビルの日常清掃
私は面接時に「自社ビルだから結構キレイに使ってらっしゃるので、比較的ラクな現場」と言われました。
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確かに複数の会社が入っているオフィスビルよりはラクな現場かもしれません。
しかし私の現場は築30年以上の年季の入ったビル。
いたる所のドアが「キィィィィ」とか「カカカカカ」と鳴るレベルの古さ。外観は結構キレイに見えますが、内装の造りはなかなかの昭和感満載です。
そしてトイレも決して美しいわけではありません。
小便器掃除の手順
ここで簡単に小便器掃除の手順をご紹介。
- 小便器内に洗剤をシュッシュッ。
- スポンジで小便器内をこする。
- 小便器のフチとフチの内側も忘れずに。
- 小便器の外側を水拭き。
- 水を流す。
- 床をモップで水拭きする。
こんな感じでしょうか。
スポンジで便器内をこすることにビックリされると思いますが、実際に清掃業につくといちいちトイレブラシなんかは使ってられません。
時間もかかるし、小便器のフチ(水が流れてくる所や内側ですね)なんかのトイレブラシでは届きにくい部位もあります。
よってスポンジやたわしでゴシゴシこする訳です。もちろんゴム手袋をしてですよ。
男子トイレは汚い!
今回は小便器の話なので、言うまでもなく「男子トイレ」での案件です。
私は女なので、清掃業につくまでは小便器をこんなにじっくりと見たのも初めて。
どのあたりが汚れやすいとかも、正直わかりませんでした。
でも日々トイレ掃除をしていると、出てくるんですね~。信じられないような出来事が。
なんかションベン臭い
毎日トイレ掃除をしているのに、男子トイレはなんかションベン臭い…。常にションベン臭い…。
しかも、とある階ではなんか甘い匂いのような気がする。
糖尿か!糖尿病か!あいつか、それともあいつか!思い当たる体つきの人物は何人かいる。
私が日常清掃している現場は、築30年以上の年季の入ったビル。古いから仕方無いのかなぁと思っていました。
でもよくよく目を凝らして見ると、小便器のフチの下部分が元の便器の色より明らかに黄色い!
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「うわっ!!黄色っ!」思わず声が出てしまった。
「これオシッコやんな。洗剤で洗っているのに全然取れてないやん!」
さては前の掃除のオバちゃん、相当さぼっとったな。
毎日トイレ掃除をしてたら、こんなに黄色くなるはずがない!と言うぐらい黄色い…。
いろいろ調べてみるとこれは「尿石」なるもの。
「尿石」はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤で落とせるらしい。酸性の洗剤といえば「サンポール」ですよね。
私も引っ越してきた家のトイレが汚かったので、「サンポール」で1時間ぐらい湿布したらめっちゃキレイになった事を思い出しました。
でも会社のトイレはひっきりなしに人が使う時もあります。1時間も湿布する事なんて出来ない。
それでも一応「サンポール」でゴシゴシしてみましたが、汚れが頑固で「こんなもん、取れるかい(怒)」
そこで次に試したのが「耐水ペーパー」。洗剤で落ちないので物理的に削り取る方法です。
「耐水ペーパー」はコーナンなどのホームセンターで売っています。ホームセンターで手に入るのは2000番ぐらいまで。数字が大きいほうが目が細かいです。
私は1000番・1500番・2000番を購入してきました。1枚100円程度です。
「耐水ペーパー」を使う場合は便器を傷つけないように、目の細かいものから試しましょう。
早速水に浸した「耐水ペーパー」でこすってみると…。
落ちた!ある程度は。傷つけないようにあまり力を入れず、丹念に何度も何度もこすったら、ほぼほぼ元の便器の色になりました。
「耐水ペーパー」を使う場合は汚れが洗剤では落ちないような最後の手段でお願いします。
「耐水ペーパー」でこすると、目には見えませんが細かい傷が付きます。その傷に新たな汚れが入り込む場合があります。
尿石汚れは家庭など湿布できる環境であれば「サンポール」で充分に落ちます。
大事なのは毎日すること!毎日しないと細かい傷に新たな汚れが入り込むので、せっかくキレイにしても更に汚れる事になります。
黄色い汚れ落としたはずなのに…
「耐水ペーパー」で小便器のフチの下部分についた黄色い汚れを落とせたのですが、なんかやっぱりションベン臭い。
築年数が古いので、もちろん小便器の内部にも「尿石汚れ」はついています。もはやこれまでか…。
うわっ!!真っ黄っ黄やん!
小便器内部の「尿石汚れ」はおいおいちょっとずつ頑張って落とすか、と諦めていたある日。
バケツにスポンジを戻す時、一旦しゃがんで何気なく小便器の下の部分が目に入りました。
「うわっ!!真っ黄っ黄やん!」思わず声が出てしまった。
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なんと垂れたオシッコなのか、小便器の下の部分がツツーと一直線に真っ黄っ黄になってる。
何じゃこりゃー!(怒)前の掃除のオバちゃんサボり過ぎ。
これもションベン臭い原因か。果たしてこの汚れ取れるのか?
早速「サンポール」をぶっかけてゴシゴシゴシ。すると思いのほか簡単に取れたんです。
さっきの「尿石汚れ」は耐水ペーパーでしか取れなかったのに。
この真っ黄っ黄が取れたら、ションベン臭さはだいぶんましになりました。
小便器には常に陰毛が
小便器には陰毛が常に1~2本ついているものです。もし仮に全く陰毛がついてない日があったら「パーフェクト!今日は良い事ありそう!」と言うぐらい常についているものなのです。
一つの小便器に5~6本ついている時もあります。ゲンナリします。1~2本ぐらいならゴム手袋をした手でつまんで「ポィッ」っとする事も平気になってしまいましたが、流石に5~6本になるとトイレットペーパーで「グイッ」っとつまみ取ります。(何の話や)
どうやってオシッコしたらこんな所に…
さて、いつもの様に小便器の掃除をします。基本しゃがんで小便器の内部やフチを洗っているのですが、ふと上を見ると…。
小便器の上部に陰毛が1本ピラ~ン。
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「うわっ!!なんでこんな所に!」思わず声が出てしまった。
アクロバットか!アクロバットションベンか?!
それとも自らつまんで付けたか?アートか?!
もうわけがわからん。
こちらも合わせてどうぞ。アクロバット大便の記事はこちら

小便器の下の床は…
女性の皆さんはご存じないと思いますが、男子トイレの小便器の下の床は汚いです。
常にちょっと濡れています。もうおわかりでしょうが、オシッコがこぼれているのですね。
日によっても違います。点々ぐらいの時もあれば、点々点々点々ぐらいの時も。
ビチャぐらいの時もあります。
そんなある日のこと…。
うわっ!!こぼし過ぎ!これはもはや…
「さぁ男子トイレ掃除するか。」とトイレに入って真っ先に目に入りました。
「うわっ!!何これ!」思わず声が出てしまった。
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もうビチャビチャ。大袈裟ではなく1回分のオシッコ量じゃないの?と言うぐらい。
こぼし過ぎ。て言うかこれはもはや漏らしてるレベル。
スボンがビショビショのレベル。その後の業務に支障をきたしてないか心配になるレベル。
泣きたい。掃除のおばはんは悲しい…。
どうやってオシッコしたらこんなにこぼす事ができるんでしょうか?
ちなみにトイレ掃除の仕上げに床をモップで水拭きするのですが、こんなもんモップで拭いたらオシッコを床に塗り拡げることになるがな!ありえない。
その後は無になって、トイレットペーパーをカラカラカラカラカラカラカラカラ。
30カラはしたでしょうか?
それでも拭ききれず、更に30カラ。計60カラぐらいでやっと拭き取る事が出来ました。
どんだけこぼすねん!(怒)
本当にトイレ掃除は無にならざるを得ない事が多い。
ちょっとぐらいならおばはん許すけど、ここまでこぼしてしまったのなら、せめて自分で拭いてくれると非常にありがたい。
「うわっ!!」思わず声が出たトイレ掃除・小便編のまとめ
終始汚い話でごめんなさい。
小便器の話は男性はわかっていると思いますが、女性には未知の世界。
色々なサイトで「清掃業って意外とラク~」とか書かれていますが、実際にやってもない人が書いていても現実味が無いですよね。
清掃業に就こうとしている女性の方々に、「現実はこんなもんよ。」と伝わればと思って書きました。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。